日本形成外科学会のご報告 第2弾

昨日から都内に移動していますが、先週からの移動続きで若干の疲れを感じております(⌒-⌒; )

今日の夜は診療後に打ち合わせも入っていますが、早めに寝るようにしたいと思っております。

 

さてさてこちらの形成外科学会の報告第2弾ですが、トピックスとして取り上げられていたのが注入系のトラブルです。

みなさん注入というと、ヒアルロン酸やボトックスを思い浮かべると思います。

実際に美容医療の中では、上記以外にもアクアミドやアクアフィリングといった半永久的に残るものやシリコン注射(主に韓国や中国で行われていますが・・)があります。

針を刺す注入では、腫れや内出血というリスクは必ずつきものです。これらのものは時間の経過とともに必ず改善しますが、改善しにくい合併症が起こってしまうと一大事です。

今回は起こると困る合併症についてのお話でした。

 

結論から言いますと、注入系は今現在はヒアルロン酸が一番好ましいというのが全員の統一見解でした。

 

これまでトラブルを受けた方は、おそらく半永久的に持つことに魅力を感じて受けられたのかと思います。ただ半永久的に持つことから数年〜10年程度経過した後に起こるトラブルに悩まされています。

 

現時点では、アクアミドやアクアフィリング(豊胸用)やシリコン注射は長期的な安心が保てないので半永久は魅力ですが、リスクのほうがはるかに高くなりますのでお勧めできません。

 

私自身もそのようなトラブルはわかっていましたので、当院ではボリュームを増やす施術としてはヒアルロン酸のみを使用しています。ヒアルロン酸は何かあった時も、ヒアルロニダーゼという製剤で溶かすことができることが大きなメリットです。医療で一番大切なことは何かあった時にリカバリーできるということになります。それができるのがヒアルロン酸ということになります。

 

うまく使用していきますと、吸収されにくくなるヒアルロン酸が顔の形を作るには最も安全で効果的であることを再確認した学会でした。

 

美容医療でトラブルゼロの治療はありません。逆に医師が責任を持つからこそ、リスクがある治療が認められています。当院ではこれからも安全性と効果を両立した治療を心掛けていきたいと思っております。

今日も都内でになりますが、ヒアルロン酸注射を行っております( ^ ^ )/□