瘢痕・傷跡(保険診療・一部自費)

瘢痕、傷跡

前胸部の手術後のケロイド

手術、外傷などの瘢痕はケロイドや肥厚性瘢痕として患者さんを悩ませるものです。当院では保険診療での瘢痕治療と自費になりますがレーザーなどを用いた治療を行っています。

ケロイドや肥厚性瘢痕はよく接着剤に例えられます。
傷ができる時に、傷をくっつける天然の接着剤が分泌されますが、その接着剤の量が多くて傷が盛り上がってしまいます。実際の病態はかなり複雑ですが、接着剤のイメージでいただいていいかと思います。

ただケロイドと肥厚性瘢痕は似て非なるものですので、ご注意ください。
ケロイドは遺伝的な要因が強く、ニキビや蚊に刺されただけでも大きな盛り上がってしまいます。そのため不用意な治療はケロイドをさらに悪化させるために非常に慎重な対応が求められます。一方、肥厚性瘢痕は何らかの原因があることが多く、ケロイドよりは治療がしやすいです。

当院では病状の状態に合わせて5種類の治療方法を行っています。

① 内服薬:リザベンという接着剤の量を減らす薬です。肥厚性瘢痕やケロイドにより赤みやひきつれを軽減してくれます。

② 外用薬:主にステロイドを含んだ塗り薬、貼り薬を用いたものです。

ステロイド軟膏:一時的なかゆみ止めを目的に使います。

ステロイド含有テープ:肥厚性瘢痕やケロイドの盛り上がりをします。

③ 注射:ステロイドの注射を使用します。盛り上がっている周りの組織に入り込んでしまうと皮膚が薄くなることがあるので、赤くもろ上がった部分にのみ使用します。

④ 手術:当院では一部の肥厚性瘢痕のみ手術の適応としています。ケロイドに対する手術は行っていません。

⑤ レーザー:レーザー機器の進化とともに現在では肥厚性瘢痕、ケロイドにレーザーが使用されるようになりました。主には2つの目的で使われています。

  • 赤みや盛り上がりを改善する。
  • 傷跡をぼかして、目立ちにくくする。

当院では、上記の効果を出すために主に3種類の機器を用いて瘢痕治療を行っています。

3種類の機器と5種類の治療方法で瘢痕治療
瘢痕の赤みや色素沈着をレーザーを用いて治療
瘢痕の赤みや色素沈着をレーザーを用いて治療
妊娠線をフラクショナルレーザーで治療すると目立ちにくくなります

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026-225-9191

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【月・木】9:15~18:00(最終受付17:30)

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JUN CLINIC(ジュンクリニック)
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