レーザー談義してきました( ^ ^ )/□

先週の土曜日は診療後に急いで新幹線に飛び乗り、東京にいつもより1日早く行ってまいりました( ^ ^ )/□

 

この日はレーザー会の大御所で以前からお世話になっている九州の中野先生と横浜で働かせてもらっているKO CLINICの黄先生とのお食事会です。

中野先生が東京での講演に合わせていらしゃるのを機に今回の会が実現しました。

数年前から時々行われるこの会はいつも深夜までレーザー談義が行われる貴重な会です。

黄先生や私の疑問を親身に答えてもらえる貴重な機会です。

 

レーザーは同じようにただ打っていても、効果は頭打ちになることが多いです。

それは一つのレーザーから見出せる効果が、ある程度限りがあるからです。

皮膚はご存知の方も多いと思いますが、メラニンの多い表皮とコラーゲンが凝縮した真皮からできています。

簡単に言ってしまうと、シミはメラニンがたまる表皮にでき、真皮のコラーゲンが減ると小じわが得きることになります。

 

一般的なシミ治療は表皮のメラニンをいかに壊すかということになります。

 

ただどんな治療機を用いても、100%シミが消えることはありません。

消えるシミもあれば、消えないシミもあります。また顔の場所によって消えやすさが異なります。

時には消えたシミの部分に、治療後2〜4週間後にシミと同じような色素沈着が現れるがあります。

 

弱く打てばシミは反応しないし、強く打てば色素沈着になってしまうかもしれない。シミはネット上に情報は溢れており治療効果も上がっていますが、現実にはまだまだレーザー業界でも課題の多い分野です。

 

シミ治療で色素沈着が起きてしまう原理はまだはっきりとわかっていませんが、3人でお話しさせていただく時はいつもコラーゲンの多い真皮の老化が原因だろうという話になります。

 

真皮の老化から起こるシグナルが表皮にメラニンを作らせているわけです。

 

シミ治療だからと表皮にばかり目を取られているといい結果はでないことが良くあります。ある程度確立のいい治療をするには真皮の若返りを一緒に行うといいことになります。

 

これもまた経験のいる治療になります。

 

なぜ当院が時間のかかるカスタマイズレーザーを採用しているかというのも、シミ、くすみの治療成績を上げることは大きな理由の一つです。

 

そんなシミ、くすみをよりよくするカスタマイズ治療ですが、患者さまがお顔全体に毎回いろんなレーザーを当てるのでシミだけでなく、顔のハリ、引き締めなども一緒に実感してもらえます。

 

そんな肌治療で必須のアイテムがこちらの画像診断機です。

肌の状態を毎回同じ角度と光で撮影してくれます。

 

肌画像診断機

私がいつも治療毎に写真を見比べるのも、シミの変化やPIHの状態、真皮の老化の状態などを毎回確認するためです。

確認した上で、その日の治療内容を決めているのを来られている方はわかってもらっていますね( ^ ^ )/□

 

レーザーはシミが必ず1回で消えたりするような、夢の治療機ではありません。

そんなレーザー治療で可能な限り効果を出すことを目的としたのが、カスタマイズレーザー治療です。

土曜日の会は、自分たちが行っているカスタマイズレーザー意義を改めて実感できる貴重な会でした

中野先生はいつお会いしてもダンディーな方です。。

お店を出ると既に、深夜の1時を回ってました(⌒-⌒; )