リフトアップは重力との戦い(´Д` )

毎年3月は進学前の二重のご相談が非常に多く、4月に入ると手術系は少し落ち着くのですが最近は3月と変わらずに手術のご依頼が多くバタバタしております。

講演も変わらず多く、その準備に追われブログの更新が少し滞っております。

今回は3月に講演を行いましたリフトアップについて少し。

先日久しぶりにテレビを見ると、あるイギリスの番組で”驚異の50歳 シワがない!!”こんなタイトル?のシーンがありました。

どうやらこの女性は人間は表情を作ることでシワでできやすいことに気づき、30歳くらいから?笑うことをやめたようです。

日本でも笑いジワなんて言いますが、笑う、怒る、悲しむなどの表情を作るとシワができます。

1日何十回とこのしわを作り続けることでシワが刻まれていきます。

そりゃそうだよなと思う反面、個人的にはん〜人間味がないかと思ってしまいます。

ボトックスはまさに筋肉の動きを止め(表情をなくす方向に)、しわを少なくします。

個人的には動きを止めすぎのも好きでないので、ボトックスもほどほどにしています。

動きがなくなりすぎると不自然ですから、ほどほどに美容治療も取り入れて自然な綺麗さを維持する感じです。

話が脱線しましたが、シワと一緒に大きな悩みがたるみです。

そのたるみを改善するのがリフトアップになります。

たるみの原因は老化で皮膚、脂肪、靭帯などが緩むことですが、最大の原因は重力です。

たるんだ組織が重力に負けると年々下がっていきます。

ご希望される方が多いリフトアップですが、カウンセリングに来られた方がよくする仕草がこんな感じです。

ちょっと上げてくれれば・・・・

このちょっとが難しいんです、まさに重力との戦いです。

たるみの原因は皮膚、脂肪、靭帯など様々な要素が含まれます。大事なことは顔つきから、顔の中を想像できるかどうか。

そのためにはやはり解剖を知っていないといけません。

先日のリフトアップの講演では独自の治療方法を発表しましたが、その後いろいろな意見をいただきました。

賛否両論ありましたが、討論をしていく中でリフトアップの話の中心は皮膚ではなくその中の構造を知っているかどうかが必要になるなということを痛感しました。

 

構造を知っていれば自分の考えを言えますが、内部の構造を知らないと理解できません。この辺りは大学病院時代の顔面の手術を多く行った経験が非常に助かっています。

さらに顔の内部は皮膚に比べて構造が複雑なため、患者さまのお顔の状態と希望に合わせた様々な治療を提供することが大切になってきます。

たるみの最大の敵は重力ですが、その重力にいかに立ち向かうか?

当院では機器系、注入系、糸リフト、手術とラインナップは豊富ですが、まだまだ完璧ではありません。

これからもより良い治療を求めていきます。

 

講演後は他の演者の先生方と。