フェイスリフトの経過②

今日は久しぶりの東京への日帰り勤務です(^.^)

毎週2泊3日の出張ですので、荷物も少なく身軽で移動しております( ^_^)

今日は診療後に東京駅で打ち合わせがあるので長野に戻るのは終電になりそうです。

さてさて、今日は先日お話ししたフェイスリフトのポイントをお話しします。

こちら手術前後です。

今回はネックリフトは行っておりませんが、フェイスリフトでも首のラインも改善しております。

ネックリフトも行っていますと、ネックリフトの改善効果がさらに長続きしやすくなります。

 

重力で起こるたるみを治すのは本当に至難の技です。

特に今回の方のように皮膚が薄く、小じわが目立つ方はレーザーや注入の限界を感じやすいです。

このような面長で、小じわが多い方に注入で解決しようとしますと、シワを伸ばそうとするがあまりお顔が丸くなっていきます。

このようなタイプの方にはやはりフェイスリフトが効果が出やすくなります。

実はこのフェイスリフト非常に奥が深いです。

また残念なことに日本でよく行われているフェイスリフトは、一世代前の手術法が多いです。

フェイスリフトを行われている施設が少ないこともあって、比較的手術を行いやすいSMAS法が採用されることが多いのが現状です。

一方で、世界的にはSMAS法の限界が報告され、より高い効果を求めて次のステップに進んでいます。

(すでに10年ほど前の話ですが・・・・)

SMASというのはたるみの原因とされ、手術ではこのたるんだSMASを引き上げて固定しています。

SMASは鼻まで続いていますが、一般的なSMAS法で扱うのはライトブルーの矢印のあたりです。

今私がSMASで扱っているのは、extended SMAS法と言うより広い範囲のSMASを剥離する方法になります。

前まで剥離すればいいというのもではありませんが、しっかり剥離することでしっかり上げてくることができます。

この辺りは神経の問題も出てくるので、扱うドクターが一気に少なくなります。ただ解剖が分かっていれば、治療も安全に行いやすくなります。

 

一方でこのくらい前までSMASを扱いますと、このSMASが弱くなっていきます。

これも美容外科ドクターを悩ます点ですが、ここを各ドクター使用錯誤しております。

私の場合ですが、SMASでの引き上げをサポートし、中長期的なたるみの再発を予防する目的に糸でSMASの引き上げをアシストしております。

それぞれの部位を引き上げたい方向に糸を追加しております。

フェイスリフトは効果が高いですが、フェイスリフトをしてもさらなるたるみは起こってしまいます。

せっかくのフェイスリフトがより高い効果を維持できるような工夫が求められています。

当院でのフェイスリフトですが・・・・

Extended SMAS 70万(税別)

糸の追加 1本2万 8本16万(税別)

になります。

手術に伴う合併症ですが、腫れ、内出血、血腫、感染、感覚障害、左右差、顔面神経麻痺などでしょうか。

治療法はお客様ごとに異なってきますので、たるみをしっかり改善したい方はまず一度カウンセリングをお受けください。

皆様に適した治療法をご提案させていただきます。

10月からはいよいよ私の火曜日の外来が始まります。

10月から第2、3、5週は院長がありますので、これまで火曜日なら行けたのにという方がいらっしゃれば是非ご来院ください!