難しい薄いシミも綺麗に(^^)v-症例解説-
すっかりブログがご無沙汰になっておりましたm(_ _)m
皆様いかがお過ごしでしょうか?
大道は、最近の急な寒さにこれ以上の寒さが来るのかと怯えております(^_^)
寒さは辛いですが、シミ取りには絶好の季節となりましたので、今日は薄いシミの症例をご紹介しようと思います(^^)
美意識が高い方に非常に多いのが、薄いシミが気になる、というお悩み。
その方にとっては濃いシミなのですが、一般的にはとても薄いシミであることがしばしば。
ピコレーザーの登場前は、薄すぎるーー( ; ; )と悩まされていました。
意外に思われる方も多いのですが、実は濃いシミよりも薄いシミの方が治療が難しいのです。
どうしてでしょうか?
それは、薄いシミを取ろうとすると、強い出力で照射するわけですが、そこで問題となるのが、照射後に起きる炎症後の色素沈着です。
従来のQスイッチレーザーだと、約20から50%(ルビー/KTP)と色素沈着の確率が高く、薄いシミを綺麗に治療することが難しいとされていました。
2012年にタトゥー治療でピコレーザーが登場し、その後シミ治療でも使用され、従来よりも色素沈着のリスクが低くなり、薄いシミの治療が行いやすくなりました。
アジア人を対象とした前向き研究では、ピコレーザー(532nm,750ps)を用いたシミ治療の色素沈着発生率は4.65%であったとの報告があります(Lasers Surg Med. 2018 Oct;50(8):851-858)。
これはとても低い確率ですが、ピコレーザーの種類やその使用法により、色素沈着の確率が大きく変動するのがピコレーザーの難しいところです。
そして薄いシミとなると、尚更その調整が難しくなりテクニックが必要になります。
前置きが少し長くなってしまいましたが、薄いシミ治療の難しさがお分かりになりましたでしょうか?o(^_^)o
それでは症例です!
こちらは右半顔の治療前、1回治療後のお写真です。
左の治療前のお写真では、薄いシミがパラパラとあるのがわかると思います。Qスイッチレーザーだと正直厳しいこちらのシミですが、ピコレーザーを上手に使用すれば、1回治療後で右のお写真の結果^^
こちらは同じ方の左半顔の治療前、治療後のお写真です。
全顔のピコスポットだけでなく、お肌全体を綺麗にするカスタマイズ治療を行っているため、全体のトーンもアップし、ハリも出ています。
色素沈着が少なくシミを治療するという点において、Qスイッチレーザーに比べピコレーザーの方がより高度な技術が必要になりました。
しかし上手に使いこなせれば、このように薄いシミも色素沈着少なく治療できます(^^)その方のスキントーン、シミの状態に合わせてレーザーの種類や設定を調整しております。
薄いシミでお悩みの方もご相談下さい(^-^)/
——————————————————-
カスタマイズ治療
¥30,000
リスク:疼痛、発赤、色素沈着、湿疹など